孝行息子！？
落語の中で佐平次が郭に一緒に来た友達から均一のお金を集めるて、それを母親に持っていって当分の生活費に充ててもらうようにと頼むところがあります。
佐平次はこの落語の中では図々しくて頭も良くて、郭の人から見たら小悪党ののようですが自分の留守の間を気遣う優しい息子ではないかと想像させる一面もあります。
居残りの話でも付き馬では、面白い反面嫌な気分が残り素直に笑えません。
演者の好みもありますが佐平次は最初に母親の話があるおかげでしょうか、ユーモアのセンスで共感とはいかないまでもかっこ良く見えるので志ん朝師匠にぴったりの登場人物の一人ではないでしょうか。切れのいい江戸弁が冴えてもっと聞きたいと思わせるこの高座
スクリーンで堪能できること間違いなしです。
